仕上げに入ることができる段階にきたことを祝う儀式です
日本の建築は、
下から順に積み上げていく2x4(ツーバイフォー)工法と違って柱と梁を先に組むのでより危険で人手も必要です
ですからにこうした上棟をお祝いするのだと思います
工業化が進んでも、現場作業が大変であることは変わりません
少なくなりつつあるこうした儀式ですが、Tsさんは今まで通りの上棟式をされました
これはその記録です。
エリア・サインの住宅づくりは、基本現場主義です。
時間は多少かかりますが、図面では見えにくかった細部の決定が
この段階でできるメリットがあるからであり
構造から仕上げまで同じ大工さんにお任せしますので、丁寧な構造組み立てができるからです。
そうした点では、上棟式への大工さんの思いは昔のままといえます
屋根たるきまで組み上げられたら
上棟を知らせる吹き流しが建てられ作業終了です
建物の4方に飾りのお餅を置き、塩とお酒で清めます。
Ts邸は吹抜けが多いのですが足場をつくって用意します
式台にお酒、米、いりこ(神饌)それと式に使う大工道具をそろえ祝詞をあげます
4方と住宅の中心を木槌で打ち固める儀式です
いよいよ餅まきです
近所付き合いの多い建て替えなどではたくさんの小餅を用意されますが、新しい地区へお引越しされるときはあいさつに持って回られることが多いです。
会席です
お酒は飲めなくなりましたが
現場でなんどもお会いしていますので、職人もすこしは話します(笑)
準備等大変でしょうが、子供たちにとっては楽しい経験になったのではないでしょうか